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晴れ時々Fe 2

鉄道と鉄道風景写真やアジアの旅行記などをやっています。

カラーネガのポジ反転をしてみよう6

フォトショップでの反転の仕方

 前に書きましたように、フォトショップでもカラーネガ反転を試みてみました。

 さすがに有料ソフトですから、様々な機能がついていますのでGIMPより、もう少し簡単にできます。

 フォトショップというソフトの歴史が長くて、様々なバージョンが存在しています。現在はPhotoshop CCという名称で発売されています。
 私の持っているバージョンは、古くて Photoshop CS4 というバージョンで数字だと11になります。

 これをベースに解説をしていきます。それだけ古くからある機能ですので、今のPhotoshopもあると思いますが確認していません。

 またバージョンが変わるとコマンドの位置が動いていることがままありますので、お使いになる時はお持ちのバージョンのどこにあるかを確認して下さい。

 まずネガを撮影します。この撮影時に青セロファンを使っても良いのですが、今回はナシでやってみます。

 撮影モードは、A晴天モードで構いません。



 こんな感じで現在のフィルムよりもオレンジベースは薄いですが、やはりオレンジ色がしっかりとついています。
 これを

 イメージ(i) - 色調補正(A) - レンズフィルタ(F)

 
と選択します。フィルタのプルダウンメニューが出て、いくつかの選択肢がでます。

 フィルタ - フィルタ寒色系(82)  
と選びます。

 
この数字はラッテンナンバーのようなんです。一般的にはあまり使われていませんでしたが、いわゆるゼラチンフィルターですね。

 昔は、プロ用リバーサル・フィルムは撮影する時は細かな色調節をしてから撮りました。もちろんなしでも撮影出来ますが。

 今のように簡単にソフトで色味を変えられませんでしたから、出来上がりの完成度を高めるために使用していました。

 プロ用フィルムなどはメーカー出荷時点で、そのフィルムの色被りがあるかどうかをテストした上でデータシートを添付して出荷。

 そこに色被りの補正数値があれば、どの位被っているかよって被りを補正して(ノーマルにするため)に撮影するための用途としてゼラチンフィルターが使用されていました。

 ゼラチンという名前を持つほどですから耐久性がありません。一般向けの商品ではなかったので、ご存じない方も多いと思います。

 そのフィルター機能が備わっているのです。(長年使っていても、使わない機能は使っていませんね(汗))

 かける割合をスクロールバーをスクロールさせるか、窓に数字をいれます。

 おおよそ 50~70% 位が適当です(フィルムによってベース濃度違うため)



 こんなような赤紫色を目指して下さい。今回は70%にしてあります。

 これを イメージ(i) - 色調補正(A) - 階調の反転(i)  とします。

 するとこんなフラットな絵になります。



 ここまで来たらしめたもの。このあと

 イメージ(i) - 自動カラー補正(O) とします。  

 この辺は普段からお使いのコマンドでしょうから、よくご存知だと思います。



 あとは、周辺のゴミ取りと細かな色調修正です。若干画面が暗いので、明るさ調整をします。

 自動トーンでいじってもよしと、このあたりの調整方法はお好みのままでしょう。

 で、完成したのがこちら。



 フォトシップのよい所のひとつに自動処理があります。手順を覚えさせることによって、かなりの所までソフトがやってくれることです。

 今回はテストをしながらでしたので、その機能は使っていませんが、これを組み合わせると処理が相当軽減されるのではないかと思います。



 撮影したフィルムは、Kodak VR-G 100。

 このフィルムは、現在のところカラー・カプラーの潰れ等はなくて、非常に優秀なフィルム(ネガ)です。

 ちなみに写っている機体は、JAL B747-146 (JA8170)。

 撮影:1987年9月15日 旧羽田空港 京浜島
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カラーネガのポジ反転をしてみよう5

蓋の浮き上がり対策

 ライトボックスのフタの浮き上がりをテープで留めていますが、いずれ粘着力が弱くなって撮影中に浮き上がってくるのは必定です。

 で、マグネットで止めてみました。


 青いセロハンを載せてあります(本当にアバウトです)


 蓋の縁に先に使った普通のボール紙で 形の取り付けを作ります。

 次にマグネットです。これも100円ショップで売っていますが、近年ポストインで投げ込まれる広告の中にマグネット広告がよくあります。

 冷蔵庫に貼って下さいということなんでしょうね。

 ローコストを目指しているのですから、これを使ってみます。

イメージ 2
  こんなヤツです


  これの1つを4つに定規とカッターナイフを使って切り分けます。

 不思議なんですが、なぜか引き合うのが裏同士なんです。それも微妙にズレて。SN極が交互に並んでいるような感じです。

 それを先に作ったL形上部に両面テープで止めます。

 L形の側面も両面テープ貼り、ライトボックスの上部ぎりぎり(出来れば磁石2枚分程度下げて)のところに貼り付けます。

 蓋側にも付けますが、蓋を外すの面倒だったので蓋側に付く磁石に両面テープを貼って、箱側の磁石に載せて、上から軽く押さえると蓋側につきますので、あとは軽く指で磁石を押さえただけです。

 ですから、曲がってしまいました(苦笑)。

 磁力が少し弱いですが止まれば、取りあえずOKです。

カラーネガのポジ反転をしてみよう4

白黒反転もやってみましょう

 カラーネガが出来たら、ついでに白黒ネガもやってみましょう。

 カラーネガと同様にライトボックスを使って撮影します。

 白黒写真の場合は、オレンジベースがないので撮影モードは、晴天またはAモードで構いません。
 またブルーセロハンも不要です。

 その写真をパソコンに取り込み、今回も GIMP で同じように不要な周辺部をカットしておきます。

 カットされたものがこちら。


 いかにもネガですよねぇ。これをカラーの時同じく、

 色(C) - 階調の反転(V) と選びますと自動で反転されます。



 フラットなタッチになっていますので、これを

 色(C) - 自動補正(A) -ホワイトバランス(W) とします。カラーと同じ工程です。



 するとメリハリの効いた白黒写真になります。ちょっとコントラストが強く感じましたので

 色(C) - 明るさ-コントラスト(R)  を選び 明るさとコントラスト スライドバーを動かして調整します。

 ここまでは、色はないですけれどカラー写真と同じ構造のデータになっています。

 このままでも良いのですが白黒写真ですから、やはりここは グレースケール に変換しましょう。

 画像(I) - モード(M) - グレースケール
 です。



 最後に フィルター(R) - 強調(H) - アンシャープマスク(U)
 
 とすると小窓がでます。

 半径 量 しきい値 

 とありますので中の 各スライドバーを動かしながら効果を確かめつつ、適度にかけて 終了です。

 今回、1回目で作ったライトボックスで撮影しましたが、ネガの反りが強くて左上がピンぼけ気味です。

 なんかこの返り対策を考えないと……上手いテはないかと思っています。



  撮影は、1976年11月21日。 大井川鉄道

 フィルムは、Kodak TRI-X でした。

カラーネガのポジ反転をしてみよう3

さあネガ・ポジ反転をしよう

 複写撮影した画像をパソコンに取り込みます。

 ネガ・ポジ反転をしてみよう1で、登場していたネガでやってみますので、GIMPを立ち上げて下さい。

 まず、ファイル - 開く/インポート(O) - ファイルの読み込み をします。

 こちらが撮影して取り込んだ状態です。



 ヘタですねぇ。右と下に余計な部分が入り込んでいますから、まずそれをカットします。

 ツール(T) - 変形ツール(T) - 切り抜き(C) と選びます。

 マウスのカーソルアイコンが変わりますので、(この場合)左上から右下にかけて、マウスの左クリックを押しながら選択します。

 そして キーボードのエンター(Enter)キー を押すと周囲がカットされます。



 それが、カットした状態です。これから反転します。

 色(C) - 階調の反転(V)
 と選びますと自動で反転されます。



 こんな感じになります。赤茶けています。

 次に 色(C) - 自動補正(A) -ホワイトバランス(W) とします。



 ホワイトバランス機能で、色がオリジナルに近くなります。

 ここまでが反転のやり方です。意外に簡単でしょ!


 あとは、 ファイル(F)- 名前を付けてエクスポート で保存して終了です。

普通に 保存 や 名前を付けて保存と すると(xcf)など独自形式のファイルとして保存されますので、 JPGタイプにしたい場合は、必ず 名前を付けてエクスポートを選んで下さい。


 が、今回は、古いネガなので左上の空の部分が特に黄変していますし、全体的に黄被りしていますので、これを修正します。

 色(C) - カラーバランス(B)  と選ぶとメニューが出ます。

 ここで 調整する範囲の選択 で、

 シャドー 

 中間調

 ハイライト


 の3つの選択枝と 色レベルの調整 のスライダーが3つ出ています。

 主な黄変のところは、空の部分ですから ハイライト を選択します。

 色レベルの調整
 で 3つ目の イエロー - 青 を選び中央に置かれているスライダーを青側に動かします。

 同時に シアン - 赤 を シアン側に動かしますとかなりイエロー被りが軽減してきます。これでも良いですが、他のシャドー中間調も 画像を見ながら同じようにスライダーを動かすと更に良くなります。

 先に書きましたが、これを名前を付けてエクスポートします。
 


 そうして完成したのが、こちらです。

 空部分の黄変がかなり軽減されていると思います。

 もっと細かく詰めれば更にイエロー被りを取り除けますが、今回のメインテーマはそれではないので取りあえずここまでにしました。



 この蒸気機関車は、台湾・阿里山のシェイギィヤードです。この時は保存機として屋根の下に保存されていました。

 撮影は1985年10月28日。で、天気はご覧のように雨交じりの曇天。

 ちなみにフィルムは、サクラカラー(のちのコニカカラー、コニカミノルタ)のSR400でした。


 今回は、自由に使えるGIMPというフリーソフトを使いましたが、当然ながらフォトショップでも同じように使えますし、有料だけあってもっと便利な機能もあります。こちらも折を見て紹介したいと思います。

カラーネガのポジ反転をしてみよう2

 さてライトボックスが完成したら、次はソフトの用意です。

 (古くても)フォトショップなど方があとの調整などが簡単ですが、持っていない人にとっては敷居が高くなりますので、ここはひとつフリーソフトで行きます。

 フォトショップライクなフリーソフトで GIMP (2018.4現在で2.8)というものがあります。
 窓の杜なとでダウンロードできます。当然ながらフリーソフトですから無料で自由に使うことが出来ます。

 これを上記サイトなどからダウンロードし、パソコンにインストールして置いて下さい。

カメラ設定と準備


 さて、ライトボックスにネガを置いて三脚を立て撮影しますが、その前にライトボックスにひとつ仕掛けをします。

 青いセロハンをランタンの光源部分を覆うより少し大きめにカットして発光部の上におきます。

 しっかり止めても良いのですが、フラっと載せておくだけでも構いません。LEDライトなので熱がほとんど出ませんので、その程度でも大丈夫です。 この辺は任意に作業して下さい。

 そしてカメラ設定しておかなければならないことがあります。

 カメラのホワイトバランス(WBなんて書かれています)を電灯光モードまたは値にします。

このK値は、ケルビン値と言って、電灯など赤い光などは低くて曇りの日などは高いのですが、カメラはそれを調節して適正値(5200~5500K)に持ってこようとしようとします。

 オートモードで撮っていると、赤くて綺麗な夕焼けだったハズが、ごく普通の色になってしまったなどは、このホワイトバランスの調整機能のためです。

 Kの場合の数字ですが、ネガのオレンジマスクの濃度によります。数値がどうのこうのと言うよりも、具体的に見た色が赤紫色近くなるようにすればOKです。

 実のところ、メーカーや年代によってオレンジベースに違いが多々あり、電灯モード+青セロファンでよいのか、晴天モード+青セロファンだけの方がよいのか、晴天モードのみでよいのか判断に苦しみましたので、この赤紫色にすることを第1目標にした方が判りやすいと思います。

どんな風に撮れるのか

 そのまま(晴天モード)撮影すると、こんな感じになります。



 これじゃ、手も足も出ないので、手間が掛からない程度に調整します。

 ネガですので反転しますが、このままだとこうなります。



 反転しても、これじゃねぇ……使えませんよねぇ。

 で、電灯モード+青いセロハンの登場となるのです。



 この程度まで、オレンジ濃度を下げます。

 これを変換すると



 まぁ、似たりよったり状態ですが、この状態でホワイトバランスすると



 あら不思議、ごくごく普通の写真になります。あとは明るさなど細かいことを調整して終わりです。

 では、具体的な手順を説明する前にカメラの設定を更に詰めておきます。

 こんな設定をするのは結局、反転したあとの手間をいかに少なくするかという究極の手抜きのためです(笑)。

 一眼レフでライブビューが出来るようでしたら、その方が効果を目で見つつ調整することが出来ますので、その設定にした方がやりやすいでしょう。

 ミラーレスカメラならば、効果を反映させるなどのチェックをして下さい。

 ベースの色が赤紫になるようにWBのモード(またはK値)で調整します。

 これで撮影します。ネガは大体反っている場合が多いので、絞り値は f 8-11程度で被写界深度を深めにしてカバーします。

 一番最初に複写撮影する時のネガは、晴天・順光でとった写真がよいです。
 というのも目で見て効果がわかりやすいからです。雨天・曇天・逆光などの写真でやると、冴えない色の原因は撮影時の問題なのか、撮影・反転した時の問題なのか分かりにくくなります。

 慣れてきてから晴天以外のものでもコツが掴めているので大丈夫だと思います。

 さて、いよいよ次回は反転方法です。
つづく

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